誕生日

思い返せば一年前のこの日。
アルフェイルさんの所に自分の書いた投稿作品が掲載されました。
つまり、今日は物書きである自分の誕生日とでもいう日です。
一年……あっという間でした。
自分も今はこうして自分のサイトも開設し、オリジナル作品も公開しています。
あの頃の自分はサイト開設なんて想像もしなかったでしょう。
過去を懐かしむと同時に昔自分の書いた作品を読み返してみると……
「うわ、この辺り書き方が変だ;」
「勢いに任せて書いたせいで設定無茶苦茶;」
「今も昔も誤字脱字が多い;」
「ああ、ここはこう書くべきだった;」
……等々、恥ずかしくて目を背けたくなるようなものでした;
読み返す度に恥ずかしさで悶絶ものでしたよ、ええ(苦笑
しかし改めて書き直そうとは思いません。
そんな至らない点も含めて「自分の作品」。
それがあの時の自分にとっての「精一杯」だったのですから。
あの時は書いていてとても楽しかった。
「書きたい、下手な作品になってもいいから書きたい」という気持ちで一杯だった。
その衝動を抑えるのに心臓が苦しくなるくらいだった。
自分の中の物語が形になっていく事が楽しくて仕方がなかった。
感想を頂いた時は、本当に嬉しかった。
あの時の自分の気持ちを否定したくない。
例え未熟なものだったとしても、ここから物書きとしての自分が始まったのですから。
現在、自分は決して物書きとして一人前だとは言えないでしょう。
でも、今ここで自分自身にこの一言を送りたい。


「おめでとう」


この一言に込められた、沢山の意味を。